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2007.11.23

覚悟をしたところで

おりーぶの後ろ足の異変に気付いたのは7月末。
細胞診の結果は骨肉腫だった。

足の異変に気付いたときに、その可能性を少しは疑ってはいた。
骨肉腫にかかったワンコの話は今までもいくつか聞いてきた。

その上で、獣医さんとも相談して
断脚の選択を、しなかった。
その理由はいくつかあったのだけれど
断脚しても、転移の確率はかなり高く
余命が飛躍的に伸びたワンコは
残念ながら殆どいない事も大きかった。

今のおりーぶを見ていて
正直、こんなに頑張ってくれるなら
断脚すればよかったかな、と言う気持ちもある。

二つに分かれる選択肢は、選んだ方の答えしか見ることができない。

断脚しなかったせいで
今、おりーぶの左後肢は大変なことになっている。
それでも、私の簡素な介助で
自力で庭にトイレに出て排泄をしていた。

今は二日に一度通院している。
と言っても後肢にグルグル巻いているテーピングと副木をなおすだけ。
破裂して出血してから露出している患部も
テーピングが元で皮膚が崩れてしまった足全体も
悪化する一方で治ることはない。
テーピングをとるとものすごい悪臭。
それでも診察台の上でおりーぶは痛がるでもなく
おとなしく処置に身を任せている。


神様にずっとお祈りしてきた。
おりーぶに痛みだけは感じさせないで欲しい、と。

痛み止めの薬が効いているのか
あの値段がバカ高い点滴のおかげなのか
祈りは届いている。

さっき
今までは自力で歩けていたほんのわずかな距離で
へたり込んで横になったおりーぶ。
まだご飯は喜んで食べるし
お客ワンコさんに向かって一喝する元気もある。

でも、もう10日くらい前には
獣医さんに
突然逝く事もある(ので覚悟の要る状態)と言われている。

覚悟は
できてるつもり。

病気の名前を聞いてから覚悟はしてきた。

ドライフードだけでは喉につかえて吐くようになったので
肉や野菜や色んな食材をおりーぶが喜ぶようなものを煮込んで
フードと和えているけど、本当に喜んで食べている。今日も。

おりーぶが少しでも長くいてくれるように
おりーぶが少しでも喜んでくれるように

おりーぶの顔を見ながらは絶対に泣かない。
そうやって過ごしてきたけど
へたり込んだおりーぶに胸がつまる。
診察室では
見るに絶えない患部の状態につい溜息が出る。


どんなに覚悟しても
元気に振舞っても
その日が近づいていることはとめられない。

それでも
おりーぶが起きてるときは
絶対泣かないぞ。

笑って元気を分けてあげなくちゃ。

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